イヤシロチという考え方。
「ことわざ」という言葉を、誰しも小学校で習ったと思います。
昔からの言い伝えであり、先人の知恵を次の世代へ伝承するもの。
そしてその知恵は、現代の暮らしにも通じるものが数多くあります。
私たちが大切にしている「イヤシロチ」という考え方も、そのひとつです。
「ここにいるだけで、何もしていないのに疲れる」
「ここに来ると、毎回なぜか体が重い」
そんな体験をしたことはありませんか?
実はこうした感覚には「ケガレチ(気枯地)」が関係していると言われています。
ケガレチとは、その名の通り”気が枯れた土地”のこと。
土地そのものに力がなく、いるだけでなんだか気疲れしてしまう。
昔の人々は、そういった土地をケガレチと呼びました。
一方、その対になるのが「イヤシロチ(弥盛地)」です。
そこにいるだけで気力がみなぎり、心身が整っていく土地のこと。
いわゆるパワースポットと呼ばれる場所は、すべてこのイヤシロチにあたります。
昔の人々はこのイヤシロチを見極め、あるいは自らの手で作り出し、その場所に神社などの神聖な建物を建てました。
土地自体に力がみなぎることで、訪れる人の心と体を豊かにするからです。
私たちが行っているのは、まさにこの「イヤシロチを人の手でつくる」という技術の継承です。
先人たちが実践してきた知恵を現代の庭づくりに取り入れることで、ただ美しいだけではない、”力のある庭”をつくることができます。
自分の家がパワースポットになる。
そう聞くと大げさに感じるかもしれません。
けれど、日々帰る場所の土地が整うことで、暮らしは少しずつ変わりはじめます。
感受性が高まり、感覚が研ぎ澄まされる。
身の回りのさまざまなことに目が向くようになり、日々が自然と彩られてゆく。
それが、イヤシロチのある暮らしです。
日々を豊かに、穏やかに過ごすための先人の知恵イヤシロチ。 あなたの暮らしにも、取り入れてみませんか?
